第21回 中ざくら様

blog : 中ざくらのきもの部屋

 こんにちわ♪私は北陸の生まれで、子供の時には祖母も、母も、着物を着て過ごしていました。勿論私も妹や弟にも着物を仕立ててくれて、姉妹でお姫様ごっこをしたり、羽織紐を色んな結び方をして遊んだりした思い出があります。冬は雪が降りとても寒かったので、綿入れの着物に、袖なし羽織を着たり、お正月には家族揃って着物を着て、写真館で記念写真を写したりしました。今でも子供の時の着物がいっぱい残っていますので、娘には着せる余裕が無くて、余り着せなかったので、孫に精一杯着せようかと思っています。

 そう言えば、変わった仕立ての「子供の着物」が有ったので、以前に「きものくらぶ」さんに質問をした事があります。その着物は私の子供の時の着物なのですが、兆度胴抜きの着物と逆の仕立てだったのです。胴抜きの着物というのは、袷の時期のちょっと暑い時に、見える所が袷で胴の所が単に成っている着物です。「子供の着物」は見える所が単なのですが、胴の所が袷になっているのです。これは寒い雪国で6月から単を着なくてはならないけれど、単を着るには寒いので見えるところだけ単にして、身体は寒くない様に袷にしてあるものでした。こう言う仕立てをはじめて見たので、質問をしたのですが、質問に答えてくださった方は、「お母様の愛情を感じるお仕立てですね。」といわれました。昔は6月から寒くても子供でも単を着ないといけなかったのですね。

 祖母は、着物を脱ぐと私に「畳みなさい」と言って、子供の時から、着物を畳まされたりしていたので、自然に着物を畳むことも覚えてきました。家には金沢から反物を担いでやってくる呉服屋さんが頻繁に遣ってきて、目の前で、反物がころころと転がって、色とりどりの美しい姿を良く目にしていました。

 東京に嫁ぐ事になった時にも、若い母(41歳)は祖母の意見で色々着物を準備してくれ、充分過ぎるくらいの、支度をしてくれました。その頃の私は、着物の事が良く分からないのに、母から白生地を「どんな柄に染める?」と聞かれた時にも「黒地が好きだから」と最初から何枚も、黒地に染めてしまって・・・・(今だったら最初に黒なんて選ばなかったのに)

 着物は見様見真似で一人でも着られたのですが、少しでも美しく着たかったので、結婚してすぐに「ハクビ着付け教室」に通い、自宅で着付けを教えたり、組紐を教えたりして、子供の参観日とかにも、着物を着て行っていたのですが、だんだんと子育てに時間を取られて、全然着なくなってしまいました。その間、着物は虫干しもせず、ずーっと箪笥の中に入ったままでした。

 2001年の秋頃に無性に着物が着たいと思うように成って、今ここで着なければ、もしかして一生親から支度をしてくれた着物達を着ないかもしれない?と言う強迫観念にかられて、「無料着付け教室」に2ヶ所抽選葉書を出しましたが、両方とも落選してしまい、再度春に成って今度は2ヶ所とも当選♪両方を掛け持ちで、入学する事にしました。着付けを教えていた者が何故に着付け教室に?と言われるかもしれませんが、自分にノルマを課して、「週に2回は絶対に着物を着るから」と、こうして又着物を着始める事に成りました。

 前に着物を着ているときに友人から聞いていた悉皆屋さんが、幸いまだ近所にあったので、着物のお手入れ、仕立てには、不便を感じなかったのですが、ネットを通じてきものおたすけくらぶさんを知り、裾が排気ガスで黒くなってしまった訪問着を出した所、まっ更になって戻ってきて感激しました♪どのように着物がそうなったのか、一度工場に伺って見たくなって、一人で訪ねてみました。 その節は有難うございました。また縁があって、ベトナムの工場にも伺う事になって、「微笑み仕立て」の丁寧な仕立ても見せていただき、これだったら、お友達にも是非薦め様と思いました。今、お友達から預かってきた着物を、母の着物と一緒に送ろうと準備しております。

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