第59回 KK様
着物との出会いはなんでしょう?
私が小さな頃、母は着物で過ごしてました。祖母は蚕を育て、大きな織り機で反物を織り、着物を縫ってました。母の若い頃の着物は祖母が織ったものです。私の子供の頃は母からウールの着物、浴衣を縫ってもらってました。私の代で悲しいかな、縫うことはできない人になってしまいました。
学生の頃始めた茶道で着物をまた着るようになりました。色無地からはじまり、色留まで着てました。しかし、子育てでまた着物から遠くなってしまいました。
子育てが一段落した頃、またお茶のお稽古に通い始めました。
その頃は自分の年齢に合った着物はなく、母の裄の短い着物を着用。母が亡くなり、三竿の着物を受け継ぎ、改めて着付けを習い着はじめました。
すると、今度は自分の着物が欲しくなり、孫の七五三を言い訳にして、小宮さんの江戸小紋を買い始めました。
孫たちの七五三が終わってしまうと、紬にハマりました。友達との会食に着物で行くには、洋服の中でも違和感のない、色無地の紬。
ドンドンエスカレートして桐箪笥を買い足し。タンスの置き場を確保できなくなると、着物は箱ごと積み重ね。とうとう、家族から禁止令が出てしまいました。
コロナ禍着物を着る気分にもなれず、おとなしくしてます。
着てない着物もたくさんあるので、素敵なレストランに行く目標は諦めず!
その際、洗いはよろしくお願いしますね!
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