第10回 椿様

 着物とのつきあいは、茶道を習い初めてからなので、かれこれ10年くらいになるだろうか。それから着物にはまり、アンティーク着物へ手をのばし、現代にはない色使いとデザインに魅せられた。どうかしてこの帯をよみがえらせれたい、着物を着たい・・

 最初の頃は全く染み抜き屋さんの良し悪しがわからず、ただ近くのしみ抜き屋に依頼し、高額なお金をとられ、しかもしみが残り、目立つためにお金をかけたにも関わらず、その後も着られないというものが多かった。それだけ長い時を経たシミはとれにくいということに、自覚がなかったし、いいしみ抜き屋に出会わなかった。

 つたないが、私の何年かのアンティーク着物との関わりの中で思うのは、まず何でも話せるトータルな着物の相談者をもつこと。
それを実現したのが「きものおたすけくらぶ」だと思っている。そうすれば手元のアンティーク着物が果たして再生する価値があるものか寸法はどうすれば自分に合わせることができるのか、形見の着物を羽織にするなどいろいろ相談することができる。しかもプロとしての知識がもらえる。

 今回、「きものおたけくらぶ」がリニューアルした。いままでも随分お世話になったが、これからももっとパワーアップしたネーミングどおりの「おたすけくらぶ」であって欲しい。新たな挑戦は確かに大変だし、私たちお客側とのコミュニケーションも必要なものとなる。会員数が増えればきめ細かいサービスもなかなか難しい。しかし、そこに大きな飛躍があるように思う。そんな「きものおたけくらぶ」の大いなる躍進を、真っ白な雪に包まれた山形から応援している。

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