第41回 青花様

私と着物の出会い

 私と着物の出会いの原点には母がいます。物心付く前から着物好きの母の影響で着物さえ着せておけばおとなしくしている子供だったそうです。言ってみれば今の女の子がドレスに憧れるのと同じ気持ちで私は着物に憧れていたのだと思います。

 私が小さな頃は冬になると母は着物の方が暖かいと言ってウールの着物に割烹着姿でした。もちろん和裁もやりました。お正月は毎年着物で過ごしました。最初はウールの着物、そして娘になるにしたがって正絹の着物を少しずつ誂えてくれるようになりました。母の進めるままに着物が着れるのでお茶を習いに行き(とても不順な動機ですが、後で、お茶を習って良かったと思いました。
(やっている時は自分の中から雑念が消えるからです。)

 振袖は着る回数が少ないからもったいないと言って成人する前に仕立ててくれて、よく着ました。娘のいない私ですが、その着古した振袖を姪が着てくれ、親友の娘さんが着てくれて元を取るどころかお釣りが来るくらいです。

 着物から一番離れてしまったのはやはり子育ての時です。でも何か特別な事がある時は着ていました。そしてインターネットが盛んになりネットで着物を売っている事を知った時に私の着物との生活が再燃し、次男が中学に入った時に、この一年着物で学校へ行ってやろうと心に決め実行しました。役員をやっていましたので一週間に一度は着ていましたが自由な校風の学校でしたので私が着物を着て行っても色眼鏡で見られる事もなく済みました。そしてネットでの着物の購入が縁で着物の友人が増え、そのつながりで、おたすけさんと知り合う事になりました。それまでにもいろいろなところでお仕立てをしてきましたが、仕上がりの良さとお値段の安さはおたすけさんが一番です。そして何より私が驚いたのは湯のしの違いです。生地がふっくらとしているのです。富田さんが自信をもっているのが納得出来ます。母の知人のお姉さまの形見の紬を頂き仕立て直しに出した時にその違いがはっきり解りました。以前のお仕立ての湯のしがいかにいい加減で糊がしっかり落ちていなかったと言う事です。

 私を着物好きに育てた母ですが、最近は着物を買うのもほどほどにしないと収集が付かなくなると私に注意するくらいはまってしまいました。洋服も好きですがだんだん年を取ってヒールの靴が大変になってきましたので草履の方が疲れません。それに着物を着ると気持ちがしゃんとして姿勢も良くなり歩き方も気をつけます。体系もカバーしてくれるし、ますます着物生活にどっぷりと漬かって行きそうです。そんな私の生活を後押ししてくれるのがおたすけくらぶさんです。

 ありがとう!

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