第1回 雅子様

 私はきもの大好きの主婦です。いつもきものは洋服より勝っていると思って着ています。海外に行くときも必要なときは持っていきます。祖母から母から私へと受け継がれ、長く流行が少ない着物は素晴らしいです。

 長男のお嫁さんも、お香とお茶を習っていて、着物を自分で着ることの出来る人です。私は嬉しくなりました。若い人が着物を大事に思ってくれることに・・・我が家では、私や母や義母、娘、お嫁さんと事あるごとに着物を着て、着物の話で盛り上がっています。

 以前は、絹・紬などの自然なものから作られたきものに、シミ等つけたときはすぐ呉服屋さんへ。そのたびに「いくらお手入れにかかるのかなぁ」と心配したものです。そんな8年前、本物のお手入れと知り合う機会に恵まれました。すべての着物をチエックしてもらいました。目に見えないカビの出たもの、湿気で縮んだもの、汚れたまま気づかずに シミの出たもの等々、すべて綺麗にしていただき、すべてに撥水加工してもらいました。お陰様で、今では雨の日の泥はねも、食べこぼしも孫のミルクのシミも安心です。

 先日、お嫁さんが総絞りのきものに墨をつけてしまいました。早速、助けを求めましたが「撥水加工しておけば簡単だったのに」
と言われました。でも、そこはお手入れのプロ。不可能がありません。その墨が取れなくても、解決方法を考えてくれます。底知れないほどにノウ・ハウを持っています。

 呉服のことなら何でも相談できて素晴らしい答えが戻ってくる存在だと思います。

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